「つっぱり棒」は100円均一やホームセンターなど、私たちの身近な場所で売られており、便利な収納用品の一つです。収納スペースがなくても、つっぱり棒やつっぱり棚を使えば簡単に収納空間を作ることができます。今回は、つっぱり棒マスター資格を取得した私が、つっぱり棒の賢い選び方やつっぱり棒の収納例も交えながら快適に使える方法をご紹介します。
どんなタイプがあるの?物に合わせた「つっぱり棒」の選び方
つっぱり棒には、「ジャッキ式」と「バネ式」の2種類があります。
ジャッキ式
両サイドがこのようなタイプのつっぱり棒です。ジャッキ式は耐荷重が大きいのが特徴で、パイプ部分も太かったりします。衣類をたくさんかけたいような場合は、耐荷重の大きいジャッキ式を選ぶとよいでしょう。
バネ式
100円均一でよく見かけるのがこのようなバネタイプです。ジャッキ式と比べるとポール部分は細く耐荷重は弱くなります。カフェカーテンでよく使われているのはこちらですね。
軽い物の収納に向いていて、最近は隙間収納に便利に使える短いつっぱり棒も売られています。
どんな物をつっぱりたいかで、「ジャッキ式」にするか「バネ式」にするか決めるとよいでしょう。重いモノを収納したい時は、「ジャッキ式」と覚えておくと困りません。
「耐荷重」は守って使いましょう!
つっぱり棒を使っていたら落ちてしまった!そんな経験はありませんか?つっぱり棒には、耐荷重が必ず記載されています。耐荷重の記載よりも荷重がかかると落ちる原因になりますので、耐荷重表記は必ず確認をしてから購入するようにしましょう。
今後、追加予定がある物をける場合は余裕をもった耐荷重表記を選んでおくと尚安心ですね。
「クイズ」強力なつっぱり棒はどっち?
つっぱり棒を見ると、取付採寸が110~190cmというように幅の記載がありますよね。伸ばして使うことができるので幅があるというわけです。
ただ、この幅表記はさまざまあり、購入時迷うことはありませんか?
クイズです
110cmの幅に取り付けたい場合、1と2のどちらを購入すると強力でしょうか?
- 60cm~120cm
- 100cm~170cm
【正解】
2になります。伸ばす力は短い方が強力になるというわけです。迷ったら、取付採寸表示が短い方に近いつっぱり棒を選ぶのがおすすめです。
キッチン、クローゼット、トイレでも!便利な「つっぱり棒」の収納例
トイレは「つっぱり棚」が便利!
こちらはジャッキ式のつっぱり棚です。棚タイプなので、ボックスやタオルなどの収納もできます。 耐荷重も強いタイプが多いので安心して収納ができます。また、ポール部分にスプレー容器をひっかけておくこともできます。
子供がまだ小さいころは、トイレトレーニング用のステップや便座などもありました。床に置くと掃除が面倒なので浮かせる収納にしたくて、つっぱり棚にのせて使っていました。
キッチンも!
こちらは、バネ式のつっぱり棒でビニール袋やスプレーボトルを収納しています。上のつっぱり棒にゴミ袋をかけてもいいですし、下のつっぱり棒を上にかけた袋のストッパーとして使っても便利です。ちょっとした壁があれば簡単に収納が作れるのがつっぱり棒の良さですね。
クローゼットでももちろん大活躍!
こちらはジャッキ式のつっぱり棒で子供の衣類を収納した例です。上段はスーツがかかっていますが、下の空いたスペースを利用して丈の短い子供服を収納しています。
こちらは隙間を活用したつっぱり棒収納です。耐荷重はあまりないので、スカーフや、軽いバッグはS字フックにかけて収納しています。
バッグの収納にも
こちらはバッグをかけた例です。
スリッパの収納に
こちらはバネ式を2本使います。手前と奥で高さをずらして突っ張れば、スリッパを挟むことができますよ。
ぬいぐるみや本の収納に
我が家でお気に入りの「突っ張りファブリック」です。その名の通り、2本のつっぱり棒に布が通されたタイプの面白いつっぱり棒。布タイプなので、このように布をたるませてぬいぐるみの収納に使ったり、逆に布を張って本の収納としても使えます。
まとめ
とっても身近なつっぱり棒。ただ、あまりにも生活感が出過ぎるからと敬遠されている方もいらっしゃいます。便利なのは分かっているけど、オシャレとはいえなかったデザインも多いのも事実です。
最近は「ラブリコ」など便利でいながらとにかくオシャレなつっぱり棒もあったりします。インテリアにもマッチするようになり、進化を遂げていますよ。